調子の波はやがて穏やかになっていく:自分のリズムを把握すること

発病初期は、調子の波が大きすぎてかなり翻弄された。

朝、絶望とともに目が覚めて、日中は何も出来ず、タバコを吸い、コーラを飲みながらネットをぼんやりと眺めて、ただ時が過ぎるのを待つしかなかった。

夜になると、「自分は天才じゃないか」というようなハイテンションが毎日のようにやってきた。

その頃の僕を母は「3時間おきに、天才だって言ったり、もうダメだ!って言ったり、観ていて楽しかった」といわれていた。

重い身体で月1回の診察に行くと、その後1週間ほど起きられなかった時期もある。

調子の波はやがて穏やかになっていく

発症から22年過ぎた今は、そのときに比べるともちろん落ち着いてはいる。

調子の波はあるが、それが穏やかになってきた。

3週間ぐらい好調で、その後2週間ぐらい低調で、また3週間ぐらい好調・・・。

というようなリズムになっている。

自分のリズムを理解すること

あるプロ野球のピッチャーは「調子が好いときに抑えるのは当然で、調子が悪いときにいかにしのぐかが大切」というようなことをいっていた。

プロでさえ調子の波を保つことは出来ないということだ。

ずっと好調であればいいのだけれど、ずっと好調を続けるのはなかなか難しい。

低調があれば好調は必ずやってくる

ただ、経験を重ねると、低調があれば必ず好調はやってくると分かってくる。

心身のリズムをコントロールして好不調の波を保つことは不可能に近いことだから、僕らが出来るのは、そのリズムと上手に付き合うことだ。

僕の場合、低調な時期は心も身体も動かないから、何もせず、何も考えず、出来るだけ眠るようにしている。

そしてしばらくたって心身が充電されてきたら、自然と動ける時間がやってくる。

これが好調になる兆しで、好調になったら、その時間に集中して効率良く進むことを考えればいい。

低調な時期に無理を重ねてしまうと、好調な時期はやってこない。

同じように好調だからといって無理を重ねてしまうと、これまた好調に留まれる時間もわずかになってしまう。

今の自分のリズムを把握して、今好調と低調の波のどの辺りにいるかということが分かるようになったら、その時期にすべきことが自然と分かってくるから!

0がいきなり100になることはない

今日の調子が0だとすると、翌日に急に100になることはない。

翌日が10、その翌日が20というように段階的に、滑らかに変化する。

そのリズムを掴むと、低調な時期に無理を重ねてかえって悪い状況になることもなくなり、ゆっくりと好調になって長い間そこに留まれるようになる。

調子が100のときは翌日はどんなに悪くても80ぐらいでこなせるから!